【南武支線、JR東日本】川崎アプローチ線の是非【賛成?反対?、拡張性は?】

交通



①前文

今、川崎市では、川崎アプローチ線の計画があります。
 私は川崎アプローチ線に賛成です。
なぜなら、川崎アプローチ線が拡張性が高く、東京や川崎の起爆剤になれるからです。
では、それでは、その概要を見ていきましょう。

②川崎アプローチ線の計画概要とメリットについて

 川崎アプローチ線とは、川崎駅と南武支線の川崎新町を結ぶ計画のことです。
川崎駅と南武支線は、現在、直接繋がっていません。
南武支線をつなげることは、川崎市の中心である川崎駅と海側の工場地帯を結び、利便性向上につなげます。
この路線ができることで、周辺の不動産価格の上昇も見込まれ、東京南部や川崎南部に大きな経済効果を生み出すと思います。



③川崎アプローチ線の問題点について

川崎アプローチ線の問題点は、下記の2点が挙げられます。
(1)建設費用の高い点
(2)どのぐらいの需要があるのか読めない点
(3)貨物路線の邪魔になる点

(1)建設費用の高い点

 建設費用は、川崎の市議片柳進氏によれば、300億円もするそうです。
さらに、円安や人手不足、土地価格の上昇などで建設費そのものも増えており、実際に建設をするのには、500億円もかかる可能性はあります。
そうすると、川崎アプローチ線単体では費用を賄えないのではないかと思います。
④の川崎アプローチ線の拡張で述べますがほかの路線に直通させたりして、さらなる利便性向上で利益を得ることを考えるべきでしょう。

”川崎市が推進しようとしている300億円かけた大開発事業で、現在【尻手―浜川崎】間を走るJR南武支線を、【川崎―浜川崎】へとルートを変更するものです”
「300億円の大開発」=川崎アプローチ線の予定地視察



(2)需要がどのぐらいあるのか読めな目い点

 JRが一番重要視する川崎アプローチ線に対する2つ目の問題点は、川崎アプローチ線はどのぐらい需要があるのかわからない点が挙げられます。
確かに南武支線は2両編成しか走っていませんし、不動産開発などが行われず現状のままになってしまった場合、需要がない可能性が高いともいえます。
しかし、川崎アプローチ線の開業後、東京(特に羽田空港)や横浜から近い立地を考えると不動産開発が活発に行われるのは間違いないでしょう。
そう考えれば、開業後に作り出される需要が建設費をペイする可能性をあります。
JRがみずからそれを行えば、巨額の利益を得ることができます。

(3)貨物路線の邪魔になる点

 現在、多くの貨物列車が南武支線を使用しています。
南武支線の近くには、東芝などおおくの工場があり、貨物輸送に使用されています。
川崎アプローチ線ができると、旅客列車が今より走ることになり、貨物輸送に使用しずらくなります。
 私はその問題について、ダイヤの変更や、深夜輸送などでその問題は解決できると思います。



④川崎アプローチ線の拡張性について

私は川崎アプローチ線の拡張性がものすごい高いと思っています。
以下の3路線に拡張ができると思います。
(1)南武線(本線)
(2)東急池上線、多摩川線、蒲蒲線(羽田エアポートライン)
(3)常磐線

(1)南武線(本線)

まずは、南武線(本線)です。
現在、南武線(本線)は川崎どまりとなっています。
川崎アプローチ線を南武線(本線)の延長という形でつなげます。
そうすることで新規に車両なども新造する必要がなくなります。
南武支線に住んでいる方々は、いままで尻手駅で乗り換えしていたものが乗り換えをせずに武蔵小杉や立川などにいけるようになり、とても便利になります。
 また、南武支線ないの駅などは拡張しなければなりませんが、不動産開発などで人が増えても対応できるようになると思います。

(2)東急池上線、多摩川線、蒲蒲線(羽田エアポートライン)

 次に、東急池上線、多摩川線、蒲蒲線です。
川崎の隣にある蒲田駅までさらに路線を作れば、可能性があります。
東海道線、京浜東北線の地下に作れば、建設費も節約できます。
東急池上線は、五反田で山手線につながるため、乗り換えせずに路線を拡張できます。
また、蒲蒲線(羽田エアポートライン)ができれば、羽田空港に直通も可能になります。
直通できれば、不動産価格は一気に上昇するでしょう。
東急とJRの車両や設備面はほぼ変わらないため(車両の両数も変わらない)、負担も少ないと思います。
問題があるとすれば、直通までの建設費です。



(3)常磐線

 最後に、常磐線です。
4駅先の品川駅まで路線を作れば、常磐線と直通できます。
どうすれば、山手線の東側の中心部とすべてつながり、茨城県あたりまで直通できます。
そうすれば、不動産価格や南武支線は、大開発が行われるでしょう。
問題点はそこまでのつなげる建設費と、車両や設備面での改造費などが高額になります。

ここまで述べてきたことから川崎アプローチ線は拡張性が高いといえるでしょう。

④まとめ

ここまで、川崎アプローチ線について述べていきました。
ぜひ、川崎アプローチ線が実現してほしいと思います。



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